SPSSのデータをRに読み込む

 SPSSのデータファイルをdat形式(タブ区切りのテキスト)で保存する。データは2006年兵庫県民調査のデータセット*1

SAVE TRANSLATE OUTFILE='D:\R\hyogo05.dat'
  /TYPE=TAB
  /MAP
  /REPLACE
  /FIELDNAMES
  /CELLS=VALUES.

 Excelでdatファイルを開いてデータを確認。使う変数がはっきりしている場合、このときにオートフィルタで欠損値を空白セルに置き換えておくとよい。

 データファイルをRに読み込む。

d1 <- read.delim("D:/R/hyogo05.dat", header=TRUE)

 欠損値を指定してファイルを読む込むときは、次のようにプログラムを書く。

d1 <- read.delim("D:/R/hyogo05.dat", header=TRUE, na.strings="#NULL!")
d2 <- na.omit(d1)

 「#NULL!」のセルをNA扱いにして、さらにNAがあるケースをデータフレームから除去する、という意味。欠損値を空白セルにしているのであれば、na.stringsの引数は要らない。

*1:兵庫県民調査の詳細は鵜飼孝造編,2007,『新しいコミュニティの構想――2006年兵庫県民調査報告書』(科学研究費補助金基盤研究(B)16330112)を参照されたい。