2008-01-01から1年間の記事一覧
かんなぎ 1 (REX COMICS) たまには漫画も。
もっけ(7) (アフタヌーンKC) これも。
個性的であろうとすることはアポリアである。現代社会では、誰もが個性的であろうとするよう枷をはめられている。個性的であることを拒否することに対して、社会は寛容な態度を示してはくれない。 個人志向社会では、誰もが個性的でなければならない。少なく…
リキッド・ライフ―現代における生の諸相作者: ジグムントバウマン,Zygmunt Bauman,長谷川啓介出版社/メーカー: 大月書店発売日: 2008/01/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 101回この商品を含むブログ (16件) を見る バウマン三冊目。本書も基本的には…
大学院ゼミの宿題。Jencks and Tach(2006)の43頁にある式の証明。 (1) (2) とする。 以上、式(1)の証明終わり。 以上、式(2)の証明終わり。
久しぶりにで数式を書いたので、書き方を思い出すのに時間がかかった。 Dardanoni et al.(2006: 61-62)より。この程度の論理式なら環境を使う必要もなく書けるけど、練習なので。
乾電池を買い、数ヶ月間停止していた目覚まし時計を起動させる。アラーム機能に不調をきたしていたので、電池を交換しても目覚ましの役には立たないと思って放置していたが、時刻を確認するためにいちいち携帯電話を探すのはわずらわしいし、視線の移動だけ…
Dardanoni, Valentino, Gary S. Fields, John E. Roemer and Maria Laura Sánchez Puerta, 2006, "How Demanding Should Equality of Opportunity Be, and How Much Have We Achieved?," Stephen L. Morgan, David B. Grusky, Gary S. Fields eds. Mobility …
コミュニティ 安全と自由の戦場作者: ジグムントバウマン,奥井智之出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/01/08メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 131回この商品を含むブログ (29件) を見る 読んでみた。グローバル化によって、すべての人間に移動の自由…
訳者あとがきには、バウマンの思想的立場はモダニストであって、(本文からも読み取れるが)ポストモダンの諸現象に批判的であることは明白、とある。『リキッド・モダニティ』という本書のタイトルにも、古い近代への回帰への期待が込められているという。 …
共同体論は、液状化する近代のプロセスに対する当然の反応としてあらわれたものだ。液状化のなかで、個人の安定や安全に対する保障は失われていったが、個人的責任の規模はかつてないほど大きくなった。私的自由の追求のために、他者との絆が弱くなることは…
「家庭教育」の隘路―子育てに強迫される母親たち作者: 本田由紀出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2008/02/25メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 82回この商品を含むブログ (30件) を見る 家庭教育重視へと向かいつつある政策的・社会的関心に対する批判の…
Mobility and Inequality: Frontiers of Research in Sociology and Economics (Studies in Social Inequality)作者: Stephen L. Morgan,David B. Grusky,Gary S. Fields出版社/メーカー: Stanford University Press発売日: 2006/02/13メディア: ハードカバ…
ぼくらの 9 (IKKI COMIX) 発売していたみたい。
前進・進歩というのは過去の足跡のなかに確かめるものではなく、いま、この瞬間に生きている人間が担うべきことだ。前進するためには、「いま」をしっかりとつかんでおく必要がある。そして、実際に前進をおしすすめるためには、仕事・労働に従事するという…
TeraPadを入れてみる。いろいろと機能がついているけど、とりあえず「折り返し反映コピー」だけでもかなり便利。
毎週一度は必ず行くようにしている古市での収穫。『もっけ 3巻』。『アフタヌーン』で読んでいるのは、これと『ああっ女神さまっ』だけか。
時間と空間は、かつて人間の生活・労働のなかでほとんど同一のものとして扱われていた。一定の時間に移動できる距離が「空間」で、その移動にかかるのが「時間」だ、といったように。それが、人間や動物の足よりも速く移動することができる乗り物が発明され…
連帯と絆が崩壊した流動的近代にあって求められているのは、共同体であるという。ここでいう共同体には、差異はあってもそれは安全性が保証されたものであり、対立を生んだり、妥協が必要だったりするような本物の差異は存在しない。公共の場は、限られた人…
Wellman, Barry, Anabel Q. Haase, James Witte and Keith Hampton, 2001, "Does the Internet Increase, Decrease, or Supplement Social Capital? Social Networks, Participation, and Community Commitment," American Behavioral Scientist, 45(3): 436…
Shah, Dhavan V., Nojin Kwak and R. Lance Holbert, 2001, "'Connecting' and 'Disconnecting' With Civic Life: Patterns of Internet Use and the Production of Social Capital," Political Communication, 18(2): 141-162. インターネットの利用と社会…
オーウェルとハックスリーによる未来予測は、一方は荒廃と貧困、他方は富と浪費を描いたものであったが、厳しい統制社会に対する不安という点でヴィジョンは一致していた。そこでは、私的自由がゼロになるだけでなく、命令や規則に従順な人間から自由が憎ま…
たまにはゲーマーズで買い物をしないとポイントカードの有効期限が切れてしまう。と、思ってカードの裏を見てみると、期限は最終利用日から2年とある。まあ、でもせっかく来たので、『灼眼のシャナ 5巻』と『とある科学の超電磁砲 2巻』を買う。どちらも以前…
パソコンにAdobe Reader Speed-Upを入れてみた。これはPDF形式のファイルを見るときに使うAdobe Reader(とAdobe Acrobat Reader)の起動を高速にするためのフリーソフト。Adobe Readerの起動にやたらと時間がかかるのは、起動の際に大量のプラグインを読み…
[rakuten:topculture:10000997:detail] 安いのに書き味が滑らかで、何よりも最後までインクが詰まらなかったボールペン。また買うつもり。
合衆国における多数の全能とその帰結について アメリカでは多数派が力をもっている。これは民主政治の本質に由来する。また、アメリカでは立法部の構成員は選挙によって直接選出され、その任期も短い。立法権が多数者に従う傾向は法律によって強化されている…
いまさらだけど、どうしてMicrosoft Wordでは欧文フォントのデフォルトがCenturyになっているのだろう。Centuryはフォント・ファミリーがそろっていないから、イタリックやボールドがうまく表現されない。ボールド(太字)は何とかごまかしがききそうだが、…
民主制はそれ自体として最善の政治制度ではない。民主制の弱点や弊害には目がいきやすいが、その利点はみえにくい。トクヴィルは、アメリカ人が民主制からどんな利益を引き出しているのかを描こうとしている。 民主制のもとで、人民は権利を配分されることで…
アメリカのデモクラシー〈第1巻(下)〉 (岩波文庫)作者: トクヴィル,Alexis de Tocqueville,松本礼二出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/12/16メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 21回この商品を含むブログ (31件) を見る 第2部第4章に結社についての言及…
人間のおこないを邪魔するあらゆるものから人間を「解放」し、自由を獲得することが近代の大きな目標だった。自由は獲得されたが解放は終わっていない。今日の個人は「形式上の個人」であって「事実上の個人」ではないためである。前者が後者へと変わるため…