指定した値をシステム欠損値に置換するためのシンタックス

 SPSSのデータ上で欠損値として定義されている値を、いわゆる「システム欠損値」に置き換えるためのシンタックス。たとえばq13aという変数では「7」と「9」が欠損値に指定されているとする。この場合、まず欠損値の指定を解除したうえで、以下のシンタックスを実行する。

if (q13a = 7) or (q13a = 9) q13a = $sysmis.

 データビューを確認すると「7」と「9」の値が入っていたセルが空欄(「.」)になっているはずである。複数の変数をまとめて処理するときは次のシンタックスが便利。

do repeat a = q13b to q13e/
          b = q13b to q13e.
recode a (1 thru 4 = copy) (7 thru 9 = sysmis) into b.
end repeat.

 recodeとdo repeatの組み合わせ。こちらの方法でシステム欠損値に置き換える場合は事前に欠損値の解除をおこなう必要がない。